クコルーツの地、寧夏回族自治区の中寧県
黄河が南北に流れた砂漠のオアシスと呼ばれています。
クコのルーツを探す旅の始まり
~ 中寧県の概況 ~
クコのルーツは
中国 寧夏回族自治区の中寧県です。
人口 30万人
そのほとんどは農業に従事しています。
どこへ行っても広がる農地は、
所々クコの実に赤く染まります。
代々受け継がれるクコ農園は、栽培技術の積み重ねがあり、
工業発展に伴う汚染がなく、
黄河上流のきれいな灌漑用水によって、
『 クコの楽園 』といってもいいほど、神秘的な大地です。
何より、
農業大国ならではの人柄があり、
その意志は、物を作るうえでの
安心安全へと繋がります。
中寧県の位置
~ 明の時代に建てられた万里の長城 ~
中寧県から西へ行くと、600年前の明の時代に建てられた万里の長城が走っています。
そこは、シルクロードの重要なルートの一つになっています。
大昔、お茶や陶器などがこの道を通り、欧州や他のアジアの国々へと届けられました。
~ 中寧県の大仏寺 ~
中寧県で最も有名なお寺 | 万里の長城を背に、眼下には黄河を臨む場所です。 |
建物や大仏像などは、すべて唐の時代のものであり、シルクロードの極めて盛んな唐朝の重要文化財が
多数残り、シルクロードを研究にあたり、生きた資料となっています。
訪ねて来た人に振舞う精進料理は、素朴な味ながら素材の風味が十分味わえるシンプルな食事です。
~ 中寧県ならではのグルメ ~
毎年クコ収穫の時期、 |
クコの葉っぱの炒め物がシャキシャキしていて |
小麦粉で作ったラーメンや饅頭(マントウ)が主食になります。
万里の長城のすぐそばで放牧して育った羊肉は、柔らかく、よく煮込みスープにして出ます。
ワンタンとラーメンのちゃんぽん料理です。
中寧県ならではの食べ方です。
お茶屋さんに入ると、よく女性が進められるのは
菊花入のクコ茶です。
美容、健康、目に優しい代表的なお茶です。
地元の女性達は、
お茶を飲み、ビールを飲み、芋入白玉で小腹を
満たすのが、流行です。
~ 中寧県の四季 ~
四季折々の中寧県
~ 清水河の夜 ~
中寧県は黄河と清水河との合流の地です。
清水河は夜になると、
静かな風に吹かれるススキが靡いて、
優しく自然シラベを奏でてくれます。
いにしえの風景が広がります。
~ 農 業 大 国 ~
どこへ行っても広がる農地には、様々な農産物が育ちます。
畜産も盛んで、すべて放牧になっています。
自然の牧草を食むことで健康に育ちます。